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浜の真砂は尽きるとも・・・ [医療ビジネス]



「必ずやせる」…押切もえさんらCM起用のエステに一部業務停止


産経イザ!2008/03/24



  「必ずやせる」などと誤解を招く勧誘や、うその説明で若者らに高額の契約をさせていたとして、東京都は24日、特定商取引法に基づきエステティックサロン大手「ラ・パルレ」(東京)に、25日から3カ月間、新規契約など業務の一部停止を命じた。
都によると、同社は「必ずやせる」「にきびは完ぺきに治る」などと勧誘。「無料エステを体験したら、契約しなければならない」とうその説明をし、支払いが困難な学生らに高額契約を結ばせていた。
同社は全国で98店舗を展開。CMに押切もえさんら有名タレントを起用している。同社をめぐっては、15年度以降、都に220件の苦情や相談があった。

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 このニュースを見て「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」という石川五右衛門の辞世の句を思い出しました。ちなみにこの会社は「上場企業」だというのがウリだったように思います。



あと、このついでに・・・明日は「この業界」にも問題があることを指摘しておきます。まぁ、エステ業界も美容医療業界も、悩みを持つ人の心の隙間を埋めるような商売です。必ずしもすべてが悪質だとは言いませんが、「行き過ぎ」があれば、結果として間違いなく市場から撤退が求められたり、自主規制を行うようになります。

ぽち

  なかのひと


ちなみにイギリスでは・・・「ディスカウント作戦で加熱する美容医療業界」ですし、アメリカでは・・・「美容形成の件数が10年で5.5倍に」



ということで、しばらく美容形成外科のブームは続くと見ています。誰だって「若さ」を保ち、「長寿」を望む・・・しかし難しいですね。



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美容医療:クレジット被害相次ぐ 弁護士ら電話相談実施へ



毎日新聞 2008年3月24日 11時18分



脱毛や豊胸手術などで、医療機関に不当なクレジット契約を結ばされたとするトラブルが相次いでいる。割賦販売法は、商品やサービスに欠陥があった場合に、信販会社への顧客の代金不払いを認めているが、医療行為は対象外なのが背景にあるようだ。弁護士らは25日に初の専用電話「高額美容医療被害110番」を実施する。



「11万円との広告で包茎手術を頼んだが、手術時に『170~180万円かかる』と言われ、既にクレジット契約書が用意されていた」「8万5000円との宣伝を見て診療所で二重まぶたの手術を相談すると、2時間説得され270万円で契約、術後、まぶたが腫れた」--。



第二東京弁護士会の消費者相談には、こうした医療ローンの相談電話が月1~2本かかる。同様の電話が医療相談の窓口にも寄せられるという。国民生活センターによると、美容医療に関する苦情・相談は06年度に1253件で、3年間で1.4倍に増加。契約・解約絡みは、全体の8割近くを占めた。



割賦販売法は、信販会社への代金不払いを認める美容関係サービスについて「皮膚を美化し、体型を整え、体重を減らす施術」とする。しかし、「医師による美容医療は該当しない」というのが経済産業省の見解だ。



政府は対象指定を撤廃する改正法案を今国会に提出しているが、同弁護士会の五十嵐潤クレラサ部会長は「改正前に、業者が駆け込みで契約を取ろうとしている」と注意を呼びかける。



同弁護士会の相談電話は03・5512・3321。午後4~8時で、4月3日には東京・霞が関の弁護士会館で面接相談にも応じる。【清水健二】

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