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喪失:時すでに遅し・・・ [医療崩壊]

 気の毒なお話ですが、これが日本の政府が「医療費削減」を続けた被害の実態です。都市部の病院は、患者さんが集まれば何とか経営していけますが、地方や僻地と呼ばれるところは、経営母体の自治体の財政は脆弱です。また、医師数ももとから少ないため、「立ち去り」があった場合、赤字経営で、即「リストラ」です。これを総務省と財務省は熱心に続けています。
 来年の春以後、きっと他の自治体でも「どうするんだ?」みたいなお話は続くでしょうが・・・仕方ありません。バブル景気よもう一度・・・とばかりに不要不急の道路建設、ダム建設にと公共事業に財政出動を繰り返したため、もう国も地方自治体も金庫は空っぽです。

 病院が確かに「赤字」を生んでいますが、国の借金の800兆円は公務員がこさえたものです。政権与党が土建屋さんと一緒になっていくつも作られた豪華な病院がそのうち民間の老人ホームに生まれ変わります。仕方ありません。これが国の「医療費亡国論」の結果ですから。

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「入院先どうなる」登米病院無床化で住民説明会

見出し終わり本文はじめ河北新報 2007/11/28
 宮城県登米市立5病院の再編問題で、来年4月の無床診療所化が検討されている同市登米町の登米病院について地元の意見を聞く市民説明会が27日、市登米公民館であった。説明会の開催時期への不満や、身近な病院に入院できなくなることへの不安の声が相次いだ。

 集まった約120人を前に、布施孝尚市長は「病院再編は、現状の診療体制を維持するのが第一の目的。次に医師の労働環境の改善、病院経営の黒字化。意見交換しながら、地域にとって真に必要な医療体制を確立したい」とあいさつした。

 市医療局の担当者は、病床利用率が69.8%にとどまる現状や、佐沼病院を中核とし、登米病院を無床診療所、ほかの3病院を分院とする基本方針が示された「市地域医療福祉体制検討委員会」の中間報告を説明した。

 約2時間半の会合で住民からは、病院存続と医師確保への一層の努力を求める声や、「説明会を開く時期が遅すぎる」「入院先が見つからず病院間でたらい回しにされるのではないか」などの意見が出された。

 市側は「現在の入院患者の転院先は市が責任を持って確保する。中間報告が最終決定ではない」などと理解を求めた。
 市民説明会は12月2日午後2時から、市迫公民館でも開かれる。 

2007年11月28日水曜日
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 文字通り、厄介者払いですな。大阪の患者さんの追い出しの盛大な規模の「患者さん追い出し」です。きっと退院したら、今度は病院は歩いていけるところにはありません。病院が90%稼働率じゃないと、経営が困難なこの国・・・来年の冬場のピーク時はそれこそ病床不足で、きっと「治りかけ」で病院を追われる患者さんが増えそうです。ぽち

  なかのひと 



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