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「市場原理と医療費抑制」参入する人が増え過当競争へ [医療]

 開業医だけでなく、弁護士さんの卵は大変なようです。ロースクール(法科大学院)を卒業して、司法試験合格者が増えましたが、お仕事がないようです。

新人弁護士の年収減少、出来高払いも…司法試験合格者増加で

 読売新聞 2008年2月20日

 日本弁護士連合会(日弁連)は20日、弁護士の採用状況についての調査結果を発表した。

 昨年就職した新人弁護士の年収は減少傾向にあり、固定給のない出来高払いの新人弁護士も7・85%に上るなど、司法試験合格者が増加する中、厳しい状況が裏付けられた。

 調査は昨年8~9月、全国1万1686の弁護士事務所を対象にアンケートを行い、3399事務所から回答が寄せられた。

 調査結果によると、新人弁護士の平均年収は、2006年は600万円台が59・62%と最も多く、次いで500万円台が14・56%となっていた。しかし昨年は600万円台が36・15%に減少する一方で、500万円台が27・1%に増えるなど、減少傾向がくっきり。今回初めて実態調査を行った「出来高払い」の弁護士も7・85%に上った。

 1事務所当たりの採用者数は昨年は平均0・41人で、前年の0・29人に比べ約1・4倍に増加した。しかし、今年の採用予定数は0・26人と減少に転じる見通し。大規模事務所でも採用予定数を減らしており、日弁連は「採用の勢いが弱まり、今年は昨年以上に厳しい」と分析している。

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 さて、開業医がまだ増えるという記事はこちらです。

ソネット・エムスリー、診療所・クリニック開業向け情報提供サイト「m3.com医院開業」を開設
診療所・クリニック開業のための情報提供サイト
「m3.com医院開業」が3月にサービスを開始
~日本最大級の医院開業情報ポータルへ~

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=182395&lindID=1

 ソネット・エムスリー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:谷村格 URL:http://www.so-netm3.co.jp)は、日本最大級医療従事者向けポータルサイト「m3.com」内で、診療所・クリニック向け開業情報を提供する「m3.com医院開業」を2008年3月に開始することを発表します。

 日本全国で年間約5,000件の診療所・クリニックが開業※しています。ソネット・エムスリー会員15万9千人の中の勤務医に対してアンケート調査を行ったところ、開業を検討している医師は37%で、そのうち3年以内に開業を検討している医師は49%(想定約13,600人)という結果が得られました。これらの開業を検討している医師にニーズに応え、「m3.com医院開業」を展開していきます。
(※厚生労働省:平成18年医療施設調査の概況 引用)

 開業に関わるサービス、製品、企業の情報を収集する際、利用頻度が高かった情報源として、インターネットも高い評価を得ていますが、現状では、開業を検討している医師が開業準備に関わる情報の入手を効率的にできていないと言われています。「m3.com医院開業」は、開業を検討する医師を支援するべく、偏りのない開業情報の選択肢を提供することで、医師が自ら比較検討をして自身に適した開業サービス、情報を選択し、開業準備を効率的に行えることを目的にしています。

 「m3.com医院開業」では多くの医師の登録がある会員サイトという特徴を生かし、開業を検討している医師は匿名で、既に開業している先輩開業医約5万人に対して開業に関わるさまざまな質問をすることができ、実体験に基づいた生の意見が得られる仕組みも提供します。また、開業セミナー情報を検索して、自分に適した日程、場所、内容のセミナーを選び直接申し込むことができます。その他、ソネット・エムスリーが製作する開業マニュアルなどの編集コンテンツや医師の興味に応じた製品・サービス、セミナーを薦めるレコメンド機能もあり、開業を考える医師の視点に立った仕組みを盛り込んでいく予定です。

 一方で、開業する医師にサービスや製品を提供している企業は、「m3.com医院開業」を通じて、開業を検討する日本全国の医師に対して、効率的に自社の情報を提供することが可能になります。3月のサービス開始に向けて、すでに大手医療機器メーカー、コンサルティング会社、電子カルテメーカーなどの医院開業に携わる15社以上の企業が参画を表明しています。


<会社概要>
 社 名:ソネット・エムスリー株式会社
 所在地:東京都港区芝大門2-5-5 住友不動産芝大門ビル
 代表者:代表取締役 谷村 格(たにむら いたる)
 URL:http://www.so-netm3.co.jp/ 

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 つまり、クリニックが9.5万から、一割強増えることになります、医療費は抑制が続いておりパイの切り分けは厳しくなっています、開業医の先生がたにとっては、「うれしくも
ないお話」でしょうが、患者さんにとって福音かは謎?です。

 開業している同級生の先生からは、後期高齢者保険制度の導入もあり、患者の激減に直面するかもしれず、「大変だ・・・」という声が聞こえてきました。都市部はどこも過当競争気味で、いよいよ緊急避難的な「安易な開業」も危険です。新規参入する時は、設備投資にお金をかけすぎると、採算はますます厳しくなるかもしれません。

 開業医といえども、今後の医療は「専門性」がキーワードになると思います。自分の周囲でもみえますが、往診専門や、この疾患は任せておけ!といった、他に真似ができない治療、診療分野を持っていないと、大規模な病院や専門施設だけでなく、すでに開業されている先輩の開業医の先生方に負けてしまいます。

 逆に、他の先生が手がけにくいところに着目すれば、自由診療もそうです。東京以外ではまだ目だって居ませんが、実際は「競合」で共食いにならないためにも、開業する時に「特色」を出し、患者さんに売り込める技術をもつ工夫をしないと厳しいかもしれません。
 そして、「診療内容」や「技術」を売りにするためには、生き残る方策かなぁ?って思ったりしていますが・・どうでしょうかね。最終的には「患者さんのニーズ」を的確につかんだ先生が、生き残りますし、その他大勢と同じような競合のはげしい分野に入ると、ちょっと厳しくなりますよ・・・としかいえません。

ぽち

  なかのひと 

 

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