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「日本の中国依存症候群」に警鐘ならせ! [医療]

 「農薬入り」の毒餃子事件は、個人的にはすでに「大きな問題」ではないのです。同じ事件を防止するために、安価でも危険な毒物混入した輸入食品の危険性を回避するように、関係する外食産業が「中国以外」からの調達ルートを開拓したり、政府がしかるべきルートで「外交ルート」で解決を図ってもらっていくしかない問題で、個人は騒ぐ前に自衛です。

むしろ、これからです。「餃子問題」を一つとっても、食料の輸入が米中へ大きく依存しているのが判明したのです。そのほかに目をやるべきでしょうね。

「福島記者」もとても優秀で、産経新聞ではとっても愛読していますが、自分としては産業・経済のことを考えたら、もう少し別の切り口を見せて欲しいところです。

レアメタルというのをご存知ですか?自分もあんまり専門外なので、馬脚を現す前にこちらへ・・・

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新素材用語辞典(10)ではレアメタルの要件として、
(1)賦存量が少ない元素
(2)広く分布しているが、採掘可能の鉱床の品位が低いため製錬コストが高くつく元素
(3)元素の形に還元するのが困難な化学的・物理的性質をもち、製錬が技術的に難しい元素、

これらのいずれかに当てはまるものとしている。
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実際には色々とあるのでしょうが、中国にすごーく依存しているのです。これらは携帯電話やハイテク家電の部品を作るのに必要だけど、「地球上にダンプカー 3倍分」とか「スイミングプール数杯分」しかないというものも含まれていますが・・・まぁ、産経新聞は「経済」新聞なので読者の方は、きっと大切だというのはご存知だと思います。
ただ、ライバルである日経に比べると劣るところは、そういう「チャイナリスク」をあまり取り上げてくださらないことですね。だから、日経を購読してるんですけど・・・ね。

レアメタル・ショック[前編]

鉱物資源にも広がる中国の影
争奪戦激化で価格が急上昇


レアメタル・ショック[後編]

日本企業が直面する危機
“脱中国依存”は成功するか?

中国頼みの供給体制で、先端産業を守れない
十市勉 氏 (といち つとむ)
財団法人日本エネルギー経済研究所 専務理事・首席研究員



希土類元素(きどるいげんそ、Rare earth elements、レア・アース)レアアースとは
レアアースは、周期律表第Ⅲ族に属する原子番号57番から71番の15元素に21番のスカンジウム(Sc)及び39番のイットリウム(Y)の2元素を加えた17元素の呼称である。、レアアース元素は、その存在度に差異はあるが、イットリウム(33 ppm)やセリウム(60ppm)は錫(2ppm)や鉛(12.5 ppm)よりも多く存在し、少ないルテチウム(0.5ppm)などでも金(0.004ppm)、銀(0.07ppm)などの貴金属に較べればその存在度は大きい。レアアース元素はその相互の分離精製が困難な上に、多種類の岩石中
に微量に広く含まれているという特徴から、純粋な単一の元素を入手することが難しいため、“レアー(希)な元素”とされている。これらレアアースは、原子核を周回する電子の軌道が特殊なため、他金属にはない独特の機能を発揮する。

これらの元素は化学的性質が互いによく似ている。性質を若干異にするスカンジウムおよび天然に存在しないプロメチウム以外の元素は、ゼノタイムやイオン吸着鉱などの同じ鉱石中に相伴って産出し、単独で分離することが難しい。そのため、混合希土として利用されることも多い。金や銀の貴金属に比べて地殻に存在する割合は多いが、1つの元素の分離精製するのが難しいため2007年の現在でも「Rare=稀」な元素である[1]

日経スペシャル「ガイアの夜明け」 10月26日放送 第132回

「宝の山を掘り当てろ!」
~レアメタル争奪の4000キロ~

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間違えてもバラエティ万歳、視聴率至上主義の娯楽番組てんこ盛りの「フジTV」では流れません。かつて、サンケイ新聞は経済分野も強かったかもしれませんが、今や言論紙の趣きです(それも路線としてはあるとは思うが)。ただ、日本は「産業立国」です、輸出するハイテク製品のおかげで、他のアジア諸国よりも先に豊かになりました。

大切なのは「自分の国」が何で食べているのか?難しいのですが、ギョーザ問題は物事の一つの断面にしか過ぎません。むしろ、レアメタルの問題のように「根幹」には、中国に首根っこを握られているという認識のなさ。
危機管理が出来ていないために、食料以外もやばいことになっている・・・その認識を産経新聞は啓蒙すべきでしょうね。

もちろん、他の一般紙に比べ、中国・韓国・北朝鮮に強いのだから、独自性を出す必要性はなく、ゴシップ紙のような芸能ニュースで紙面やイザ!の巻頭を埋めたり、「朝日新聞」のような平和ボケをさせるような存在に堕ちていくことも簡単ですが、それを目指すのがいいのかはまた別次元でしょうが、「産業立国にっぽん」のためにまだまだ努力して欲しいところです。

『修正』:下記の記事ほか、フジサンケイビジネスアイには記事はありました。ただし、ギョーザ事件で「レアメタル」をからめて、もっと中国依存について「考える」ような論調は・・・見なかったなぁ。すみません>タイトル変更しました(「産経新聞が報じない『日本の中国依存症候群』から「産経新聞『日本の中国依存症候群』に警鐘ならせ!」)。

【正論】加藤尚武 枯渇見据えレアメタル政策を

2007/10/29

レアメタル開発“脱中国”へ 中央アジアに商機あり


ps:医療について考えてないから・・・一つ。

[外国人医師の導入]簡単じゃない  2008/02/16 13:00

で書いていますが、この事態を予見させるようなことをしっかりと「ssd先生」のブログで書いておみえでした。

ぽち

  なかのひと

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岩手医大、中国人産科医続報


NHKクローズアップ東北の今朝の再放送「中国人医師招聘 ~岩手県・医師不足解消への模索~」を見ました。
その中の岩手医大に招聘される瀋陽の中国人医師の勤務先の紹介ビデオ。
全部で4000床で、電子カルテ、最新の検査機器、真新しい手術室などいわゆる後進国を想像したら、大間違い。
まあ、医学の教育は日本語でというのは、要するにソフトウェア文化的には中国語で講義ができるほど成熟していないって事なんだろうけど
「日本に行く」というのを目をキラキラさせながら語ってるんですよ・・・。
それが行く先は、岩手の盛岡。まず、新幹線の駅を降りた時点で衝撃を受けるのが想像できます。(瀋陽は外資が入っていて高層ビルの建築ラッュ)
そして、肝心の大学病院。マンパワーの差に驚き、数少ない指導医は憔悴しきった表情で淡々と働いている。
そんな光景を目の当たりにした彼らが帰った後に、日本の医療をどう語るのか・・・。

岩手医大、東北大学の産婦人科教授が出演し、微妙なコメントを出していました。
彼らが、知事の奇策に苦慮しているのが見え見えで苦笑を禁じ得ませんでした。

瀋陽の医科大学では、英語と、日本語のコースがあるそうです。
中国には実際に日本の統治を受けた土地の方が親日家が多いという不思議な傾向があるそうで、
日本語で医学を学んだ招聘医師はおそらく親日的な方なんでしょう。
この留学で少しは得るところがあることを願っています。
その後、この中国人医者の次に来日予定だった二人の医者は、先に来日した医者の情報で来日をキャンセルした。

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まぁ、中国人にも「選ぶ権利」があります。仲良くても、それは別、ちゃんと金をよこせというやり方もあります。
いずれにせよ、中国に依存しすぎることが「健全」ではなく、上手に資源外交もやってくださいね。あ、ブッシュ大統領は最近アフリカに行かれましたが、日本の福田さんは・・・アメリカへのご挨拶が去年済んだので、このあとはロシアとヨーロッパですかね?

首相、英独訪問を検討 大型連休中、訪ロ後に サミットの地ならし

北海道新聞 02/17

 政府は十六日、福田康夫首相の五月の大型連休中の外遊について、ロシア・モスクワ訪問に加えて英国とドイツを訪問し、ブラウン、メルケル両首相と首脳会談を行う方向で検討に入った。


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