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[ドミノ倒し?]舞鶴医療センター 救急体制を休止 [医療崩壊]



救急体制を休止へ 舞鶴医療センター 

京都新聞2007/10/30

 京都府舞鶴市内の四公的総合病院のひとつ、舞鶴医療センター(同市行永)は30日、「24時間365日」実施してきた救急体制を11月から脳外科と精神科を除いて原則的に休止する、と発表した。辞職により整形外科医が年内に不在になるため。整形外科以外の救急輪番には引き続き加わるが、整形外科の対応が必要な市内の救急医療は当面、舞鶴赤十字と舞鶴共済の両病院が対応する。 

 同センターは1999年度から、24時間365日受け入れを実施してきたが、整形外科医が今年1、7月に1人ずつ辞職。残る2人も12月末までに辞職が決まった。 

 市立舞鶴市民病院が医師の集団退職に伴って救急医療を休止した04年ごろに同センターへ救急搬送患者が倍増した。加えて、舞鶴市内だけでなく府北部と福井県からも年間平均約2000件を受け入れており、現在の診察時間外の一次救急患者は年間約1万5000人、という。 

 整形外科は11月1日から新規患者受け入れを中止。1日平均60人の外来患者と入院患者は、舞鶴赤十字病院か舞鶴共済病院に移る。 

 平野伸二院長は「非常事態の臨戦態勢でがんばってきたが、これ以上ハードワークが続くようならさらに医師がどんどん病院を去っていく」と前置きし、「救急輪番の日は責任をもつが、医師不足により、24時間対応の市民病院的な役割が果たせなくなった」と話している。 

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 人口が10万人弱の都市で4つも病院があった病院過密地帯とは言え、救急診療体制はぎりぎり・・・開業医との連携でといっても、簡単じゃありません。こういう風になると残りの二つの病院(舞鶴赤十字と舞鶴共済)がどういう風になるか心配です。

 将来を見据えた医療の供給体制のためには、「無駄な受診を減す」ようにコールセンターや、一時救急&紹介制度の見直し(最初は開業医の先生)など活用するべきでしょうが・・・難しい問題です。

 市民病院のように、市役所のお役人さんが「現場について無知&無理解」で、医師から総スカンをくらったような悪夢を繰り返すのでしょうか?
 とりあえず、この病院が一旦戦列から離れることを責めないでください。遠くの出来事ですが、がんばってこられた先生方が日常診療に疲れ果ててしまわぬように、きちんと余裕をください。でないと、医師不足と医師の過重労働のためにミスが頻発してしまいます。ぽち

  なかのひと 



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