SSブログ

初任給12万円ワーキングプアは未来の医師像? [医療行政]

 いつもは医療についてはとんと書くことが少ない、週刊誌も選挙が終わったからでしょうか?週刊文春8/9号には2本も記事が載っていました。

 

題して、

 ルポ「がん患者[お金]との闘い」

保険診療から見放された末期がん患者が直面する高額医療

 

 自明が余命いくばくもない末期がんだと宣言されたら、あなたならどうしますか?手術、放射線治療、抗がん剤で治らなかったら、あとは未承認薬や免疫療法など高額の代替医療に頼るしかない。がんに加えてお金との戦いにも直面する末期がん患者たちの切実な声。 

 

 はいはい、お決まりのように、まるで医者が簡単に見離したようにストーリーが出来上がっています。末期がんだからといって治療がないわけじゃありません、でも高度先進医療での保険診療を制限しているのは厚生労働省ですし、保険財政が厳しいため、出来ないのです。

 まして、代替医療でしっかりと治療成績が確立していない免疫療法(活性リンパ球療法)26万円や健康食品に16万円も費やす人をあたかも、「これで命をつないでいる」みたいに書くようなのはどうでしょうかね?(37歳、大腸がん)

 その壮絶なお金を使った医療が本当にその人に合った治療かもしれませんが、保険が使えないのは別に医師が悪いのでもないですし、お金を有効に使って生きたいという欲望も否定しません。

 ただ、「精神鍛錬」とか「適度の運動」は医療なのかどうか謎です。治療にお金がかかるの仕方ないのは事実です。その費用を医療保険がカバーしてくれないのは事実。でもそれを個人の努力でまかなえる人だけを取り上げるやり方よりも、どうしたらこういう治療が使えるようになるか考えてほしいですね。

 マスコミはセンセーショナルに書くのが仕事ですが、実際にがん難民もそうですが、名医はここ!とか「これが効く」みたいに煽っているんですよね。

---------------

 さてタイトルに出した、

「初任給12万円「ワーキングプア」な歯科医激増中」

 

 「最近、消費者金融のダイレクトメールが増えました。歯科医が鐘に困っているのをよく知っている。実際に借りている人が多いから、名簿も出回るんでしょう。自殺、過労死、夜逃げも増えています。都市部では休日や夜間も診療する歯科医院が目立つようになりましたが、患者さんおためじゃない。こう時間は働かないと、開業時の借金が返せないんです」(ジャーナリストで開業試合の杉山正隆氏)

 歯科医といえば、かつては金持ちの代名詞だった。しかし数が増えすぎ、受難の時代が訪れている。

 厚生労働省医政局歯科保険課が現状を語る。

「国家試験に受かって新しく歯科医になっても、就職先がない。勤務医として勤める場合、初任給が12,13万というケースもあるようです。歯科衛生士の初任給が22,23万円ですから、大きな差があります」

---------------------------

 だそうです。まぁ、薬剤師も今急増中ですが、厚生労働省の失政ですね。

 自分は歯科医の先生に大学院では指導してもらい、優秀な先生ならば関係ないので、歯科と医科の境界を徐々になくしていくのも手かもしれませんね。あるいは、実習と試験をパスすれば、医師になれるようなコースを設けるといいかもしれません。

 

ぽち→ 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。