[マスコミの情報操作] [マスコミ]
金融のお話とは直接縁がないのですが、日銀総裁の投資は堅実でした。もちろん一般投資家もかくありたいということですが、村上ファンドに投資をしながら、公平だったというのはちょっと難しいかな‥できれば日銀総裁には個人投資家にオススメされている「日本の国債」を買っていただきたいのだが。
さて、医療で働いている方々には政府のむちゃくちゃな「指導のおかげ」でちっとも恵まれていないのが実情である。
療養型の収益率8・3% 一般病院の6倍強
長期療養向け患者が多く入院する療養型病院は収入に対する黒字の割合(収益率)が8・3%と、一般の病院の1・3%の6倍強となっていることが21日、厚生労働省の2005年6月実施の医療経済実態調査で分かった。
病院には急性期の医療を担う一般病床のほか、慢性病を抱えた患者などが入院する療養病床があるが、今回新たに全病床のうち療養病床が6割以上を占める療養型病院の収支が判明し、初めて公表された。
公的病院などを除く医療法人の収支を見ると、一般病院の場合、収入に対する費用の割合は給与費52・1%、医薬品11・8%など全体で98・7%。この結果、収益率は1・3%となった。
(2006/06/22共同通信社)
こういう情報を垂れ流すマスコミは最低ですな。療養型がさも儲かって仕方ないというのは去年まで。今年の春の改定で狙い撃ちされて実質3.16%ではなく8%の減収というのが現場の院長クラスのお話。
つまり、昔のネタで「療養型をつぶせ!」という厚生労働省の後押しをしているにすぎない。マスコミの取材力の低下を思うと‥ますます不信感が漂ってくるばかり。
ちなみに‥過疎地の病院はさらに悲惨です。
医師不足が患者減招く 浜坂病院大幅赤字
同病院の上半期、下半期を合わせた昨年度の入院患者数は二万七百八十三人で前年度比27・7%の大幅減。外来患者も27・4%減の四万五千四百五十八人だった。患者数の大幅な減少が収益に響き、収入は〇四年度対比29・5%減の九億二千六百五十七万円にとどまった。
一方、費用は医薬分業に伴う医薬費の減少など各種経費の削減で14・5%減の十一億五千百二十万円。同病院のほか、介護老人保健施設、訪問看護ステーションを含めた三事業の昨年度末の累積欠損金は、二十五億八千八百八十四万円に上った。
患者数の減少について同病院では「小児科、整形外科、眼科、耳鼻科の閉鎖や診療体制の縮小、患者の受診抑制などが影響している」と分析。本年度に入っても病床数を削減するなど、病院経営を取り巻く状況は厳しさを増しており「医師数の確保を最優先の課題として、地域住民から信頼される病院を目指す」としている。
(2006/06/22日本海新聞)
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