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[舞鶴に医師流入規制?]ドミノ倒し完成間近か? [医療行政]

 ついに舞鶴共済にも医師不足の影が・・・。

初診受け付け、紹介患者に限定 舞鶴共済病院、内科医不足で

 京都新聞2007/07/02
 京都府舞鶴市の舞鶴共済病院は2日、7月から一般内科と消化器内科の診療体制を縮小し、外来診療は原則としてかかりつけ医の紹介状を持つ患者のみ受け付けに変更した、と発表した。内科医の不足に伴う措置で、「勤務医の負担が増えてきていることから、医療の質を保つためにやむをえない」としている。
 同病院は国家公務員共済組合連合会が運営。18の診療科があり、外来患者は1日平均約700人という。そのうち約130人が訪れる一般内科と消化器内科は、常勤医師5人と非常勤医師5人で担ってきたが、福井大から派遣されていた常勤の2人が6月末で退職。1日に新たに1人が着任したが、従来の診療体制の維持が難しい状況となった。
 紹介状を持たない初診患者が来院した場合、地域内の他の病院や診療所を案内する。入院患者や継続治療の再診患者については今まで通り診療を行う。今後については「医師確保に努めて、診療機能回復を目指す」としている。
 第2回の舞鶴地域医療あり方検討委員会(6月19日開催)では、開業医が外来を担う方向性で一致していたが、今回の措置について舞鶴共済病院は、「機能分担はのぞましい形だといえるが、今回は医師不足からやむをえず行った」としている。

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厚労省・医師卒後研修 東京・大阪などで定員減要請へ

 日刊薬業 2007/07/02


 厚生労働省は6月28日の医道審議会医師臨床研修部会で、臨床研修医の募集定員を見直す事務局案を示した。人口10万人当たりの医師数が全国平均を上回るなど、3つの要件を満たす東京都をはじめ4都府県の医療機関に対し、募集定員を減らすよう要請する。研修医が都市部に集中するのを防ぎ、全国にまんべんなく行き渡るようにする狙い。

 事務局案は、医学部を卒業して研修医になるのが年間約7500人であるのに対し、臨床研修病院の募集定員が約1.5倍の1万1000人に上るなど、バランスが悪いと指摘されていることを受け、提示した。研修医の都市部偏在の原因とされる過度の「売り手市場」を解消し、全国で研修体制の質を確保する観点から、地域ごとのバランスに配慮した形で募集定員の総数について調整する。

 研修医の募集定員を調整する対象は、<1>2007年度の募集定員数および採用実績が当該都道府県の人口に比べて著しく多い<2>04年の人口10万人当たりの医師数が全国平均を上回る<3>04年の面積100k平方メートル当たり医師数が全国平均を上回る--の3要件を満たした都道府県の医療機関。この3要件を満たすのは、東京、京都、大阪、福岡の4都府県。
 
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 さて、マクロで見ると余っているというお役人さん、バランスを取るのも大切ですが、このままでいいのでしょうかね?

 阪南市を含む大阪、舞鶴を含む京都・・・も余っているのかなぁ?という疑問、大いにあります。

 いずれにせよ、これでへき地に行かざるを得ない研修医もいるでしょう。それでも、やはり人気がないところにはなかなか集まらないように思います。研修医に超人気のあった舞鶴市民病院をぶっ潰したのは、まったく現場の努力を理解しない無知な市長と役人さんたちでしたね。

 今回の対策で、研修医があまっている地区から、足りないところへ研修に出向いても、彼らが実際に活動できるのは2年後です。いずれにせよ、「その場しのぎ」が限界というのが見えてきましたね。根本的な解決「医学生を増やす」という解決は去年の政治的な解決のみですか?

 いずれにせよ、地域医療の現状を考えても、こんな厚生労働省の働きかけは…「焼け石に水」ではないでしょうか?そして、舞鶴は大丈夫なんでしょうかね?

ぽち→ 


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