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[日本の医療の未来]遠くない現実 [医療行政]

 m3.comの内部で拾ったリンク先を読みながら…ちょっと考えてしまいました。地方は切り捨て、都市部は民間に市場(高額な先進医療分野)を開放、福祉のサービスは最低限で、あとはご自由に…小さな政府の実現はリアルである。

http://hodanren.doc-net.or.jp/iryoukankei/seisaku-kaisetu/050524yokusei.html

 最近話題のPET(陽電子放出断層撮影法)。導入開始からわずか数年で、こんなに増えている。日本でそんなに必要なのかは疑問である。

 しかも太平洋ベルト地帯に主に分布。日本海側には数が少ないが…サイクロトロンまで備えることを考えると、相当稼がねばならない。

 今、侵襲が少なく、がん検診として人気なので、ペイすると見込んで様々な医療機関が導入に走っている姿が見える。

http://pet.jrias.or.jp/index.cfm/28,367,95,html

 ちなみに、日本のCTやMRIは相当に過剰である。今後、民間がさらに高額な医療機器をせっせと設置しているのは下記からもうかがえる。一部、転載する。

>日本におけるCTやMRIといった高額医療機器は、諸外国に比較しても多く、
>人口対のCT台数はイギリスの10倍以上、アメリカと比較しても約2.5倍、さらに
>MRIの台数も欧米諸国を上回っています

↓かかりつけ医通信(PETなどの効用、費用など詳細に記載あり)

http://www.docbj.com/kkr/kako/46.htm

 この時(2003年)のPET設置総数は日本で50施設程度であったが、今は100を超える。二倍だ。

 需要と供給が伸び続ける限り、今後も導入は続くのである。医療制度改革法案の内容を簡単に見る限り、これらの最新医療機器の導入制限については全く考えられていない。霞ヶ関の方々には、他国のことも考え合わせて、もう少し考えてもらいたい。


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