SSブログ

救急医、交代勤務制へ? [医療行政]

 朗報というべきでしょうね。ただ、救命センターだけが「救急」をやっているんじゃないんですよねぇ・・・汗。

---------------------------------------------------------------------



医師、交代勤務制なら加点。救命センターの評価法見直しへ

http://japan.techinsight.jp/2008/03/satou200803072138.html



Techinsight 2008年03月07日 21:23



全国で妊婦が病院をたらいまわしにされている問題が相次いでいるという実態を受け、厚生労働省は、全国200箇所余りある、救急救命センターの評価法を見直すことを決定した。

新しい評価法では、救命センターに勤務する医師が、夜間や休日に当直勤務制ではなく交代勤務制であれば点数を加える。7日に開かれた「救急医療の今後のあり方に冠する検討会」で了承された。



救命センター評価法は1999年度に開始。これまで救急医療に携る医師数や、重症患者などの受入れ状況などを、各施設からの報告に基づいて点数化し、厚生労働省が3段階で評価してきた。

しかしながら、直近2年の2006年度および07年度は、全ての施設で「A」評価だった。そのような中、07年8月に、奈良県で救急搬送された妊婦が病院 をたらいまわしにされ、救急車が事故を起こし死産の問題が発覚。これを契機に、全国各地で同様の問題を抱えていることが表面化した。このことから、評価方法が現状に合わないことが露呈したため、」厚生労働省が見直しを検討していた。

妊婦だけではなく、重症患者で、病院から受入れを拒否され、最悪死に至るケースが後を絶たない。現場の現状に則した評価法の検討と、医師には、人の命という重たく大事なものを扱う認識をもって、現場に立ってもらいたい。



-----------------------

↓同じニュースがこちらでも(ソースは同じみたいです)

http://news.livedoor.com/article/detail/3544195/



記事のうち、最後の太字にした「医師には・・・」は十分承知していると思いますよー汗。誰も怠けたいのではないと思うんですけどね(というか、野戦病院を知らないからかけるんでしょうな・・・)。まぁ、これくらいで目くじらたてるなというかもしれませんがね汗。



もちろん、記事を読んで、救急センターの交代制は理想的です。ただ、どうなんでしょう・・・ちゃんとこれで「救急センター」が回るように、ただでさえ不足している医者を集めると・・・他の二次救急とかが、ますます大変なことになるかもです。



例の看護師の7:1で生じた「看護師不足」と同じような・・・汗([急募]フランス料理つき説明会?)。



 救急医療を救うためには、「需要抑制」(患者さんの救急受診を減らすこと)」と「供給増加」(医師数増加)の両車輪がないとなぁ・・・というところで、ついに時間外診療について英断を下した自治体がでてきています。ぽち

  なかのひと








---------------------------------------------------------------------


時間外加算:緊急性低い患者対象、実費に--志太・榛原地域4総合病院 /静岡




毎日新聞 2008年3月7日



志太・榛原地域の4総合病院は、夜間や休日に救急患者を診察した際、診療代に上乗せする「時間外加算」について、緊急性がない患者に限っては保険の適用 外にする方針を固めた。軽い病気でコンビニエンスストアに行くように時間外診療を利用するケースを実質的な「値上げ」で減らし、医師の負担を軽くするのが 狙い。焼津市立総合病院が来月1日から実施し、榛原総合、島田市民、藤枝市立総合の3病院も順次実施に踏み切る見通し。



現在の保険制度では、「緊急の受診の必要がない場合」は時間外加算には保険を適用しないとされており、それを厳格適用する。



今回の措置の背景には、全国的に地方病院で医師が不足する中、軽い腹痛などで体制が手薄な夜間などに救急外来に来る患者への対応が負担になり、医師不足 加速の一因になっているとの指摘がある。実際、焼津病院では内科医1人が診る救急患者数は県平均の約2倍に上り、激務が原因で辞めた医師もいたという。



しかし、「昼間に病院に行けない」と軽症で夜間診療所代わりに救急外来を利用する患者は多く、4病院の救急外来に自力で来た患者で、直後に入院したのはわずか9%だけ。特に焼津の入院率は県内最低水準だという。



そこで、軽症患者の実費負担を増やすことで、緊急性のない患者の来院に歯止めをかけることにした。例えば午後10時以降に診察した場合、通常の診察代に 時間外加算(初診4800円、再診4200円)がかかる。これまでは原則7割が保険で賄われていたが、新たな仕組みでは、医師が「緊急性がない」と判断し た場合は、時間外加算の分は全額が患者の実費負担になる。



同様の仕組みを06年11月から導入した磐田市立総合病院では、月間約2000人ほどだった救急外来の患者数が、導入後は軽症患者を中心に100人ほど 減ったという。同病院の北村宏院長は「診察が必要な救急患者はいつでも診察することを徹底しており、救急直後に入院した重症患者は逆に増えた」と話してい る。【稲生陽】



---------------------------------------------------------------------



県立小児医療センター:時間外受診の軽症患者に、診察料4200円上乗せ検討 /埼玉



毎日jp 2008年3月6日



 県病院局は、県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)で時間外(夜間・休日)に受診する軽症患者に対し、診察料金に4200円を上乗せして徴収する検 討を始める。軽症患者の急増で重症患者の診療に支障が出ているため。伊能睿(さとし)・県病院事業管理者は「いろいろと努力している最中なので、あくまで 最後の手段」と話している。上乗せ分は保険対象外のため、軽症患者は全額を窓口で支払うことになる。時期や軽症と重症の判断基準などは決まっていない。
同センターは本来、地域の医療機関では対応できない最重度の患者を医療機関からの紹介で受け入れる三次救急病院。しかし、小児科医不足などで県内各地の 救急体制が整わなくなったため、02年から紹介なしの外来患者の受け入れを開始した。その結果、06年度の患者数は1万1180件と02年度比2・7倍に 増加。このうち75%を占める紹介状なしの外来患者のほとんどが軽症だった。同センターはホームページなどで「時間外診療はまず他の医療機関に相談くださ い」と患者に理解を求め、関係医療機関に軽症患者の受け入れを求めている。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。