SSブログ

[救急非常手段]たらい回しを防ぐには・・・ [医療行政]

 相変わらず、「たらい回し」報道のように「病院が何で断るんだ」という報道が目に付きますが・・・それにしても、利用者サイドにそもそも問題があるという指摘がそろそろなされる時期に入っていると思います。

逆にいうと、救急病院が患者さんの押し寄せているのを無視して「お前ら仕事しろよな」というのは「命の現場」を無視していると思います。

------------------------

救急搬送10年で4割増 目立つ軽症患者 「適正利用」はモラル頼み

北海道新聞2008/01/08

 救急車の利用が道内で増え続け、二○○六年の救急搬送件数は十年前に比べて四割も増加したことが道のまとめで分かった。特に軽症患者からの依頼が  目立ち、タクシー代わりに利用するケースも後を絶たない。こうした傾向は全国的で、横浜市は昨年末、緊急性がないと判断した場合、患者の搬送を断ることも あるシステムの導入を決めたが、道内の救急医療関係者からは「患者の選別」に戸惑う声が多く、適正な利用には市民のモラル頼みというのが現状だ。 

  「日焼けサロンで焼きすぎた」「入院するので来てほしい」 

  年間の救急搬送数が約七万五千件に上る札幌市消防局には、救急車の出動要請が途切れることがない。 

(以下略)
---------------------------

インフルエンザ患者 救急搬送神戸市10.5倍

// headline_end //// article_start //   google_ad_region_start=region1 

昨年11月~今月3日63人 乳幼児と高齢者が7割

 全国的に例年より早いペースでインフルエンザが流行する中、神戸市内で昨年11月1日~今年1月3日に救急搬送されたインフルエンザ患者は63人  に上り、前年同期の10・5倍に急増したことが市消防局の調査でわかった。救急患者全体では、年末年始(12月29日~1月3日)が前年同期比10・9% 増になったのもインフルエンザが影響したとみられ、市は「今後も流行が続くと思われる。特に、抵抗力の弱い子どもや高齢者は重症になると死亡する危険性も あるので、注意してほしい」としている。

 市消防局によると、インフルエンザの救急搬送は、昨年11月の9人(前年同期1人)から12月は44人(同4人)に激増。11、12月の計53人 のうち6歳以下の乳幼児は23人、高齢者は15人で、合わせて全体の7割を占めた。正月三が日も10人(同1人)とハイペースで推移し、猛威を振るってい る。

 年末年始の救急患者は1万5454人で、前年同期より1513人増加。外科や小児科は前年同期比1・0~2・6%と微増にとどまったが、インフルエンザ患者を診療する内科は27・2%増の7040人に上った。

(2008年1月8日 読売新聞)

--------------------------

『たらい回し報道』では見えてこない現実が見えてきますね。インフルエンザなら、救急車ではなく、熱が出た時点でかかりつけ医に受診する窓口を探して出かければいいのですが・・・どうも「あわてて利用」とか「病院探し」に利用されているような気がします。
日焼けサロンの焼きすぎで利用など論外です。救急車は「生命危機」の時の非常手段です。


「たらい回し」の状況を見るにつけ、色々と方法を行政が行ってくれるしかないのですが、「安易な利用」については制限をかけるべきだと考えます。

アメリカやカナダでは下記のように、救急車の使用は、通常のタクシーの初乗り運賃よりもはるかに高い!です。

もちろん、高齢者や低所得者などの方は、無料になる人はいてもいいのですが、公的サービスとは言え、税金でまかなっています。夜間の突然のためと、「開いててよかった・・・」みたいなコンビニ受診目的での利用はそもそも根本からして用途が違います。

救急救命センターはまさに「最後の砦」。それをみんなで「ツブす」真似事をしているのが日本国民だというのはすでに指摘したとおり。

今後、行政側は「運営コスト」と利用者の間で悩むでしょうが、入院にならない軽症者が利用するのは呼びかけだけでなく、ペナルティの時代に入りつつあるのを、地域住民に呼びかける必要を強く思います。

ぽち

  なかのひと 



---------------------------

アメリカ:救急車の搬送代金が2割値上げ

Maplewoodでは救急車の搬送代が値上げとなる
Ambulance fees will increase in Maplewood

Startribune紙 2008/1/4

 Maplewood(ミネソタ州、人口34,947人)の住民は、今年に入って、救急車を呼ぶと、病院への搬送の基本料金が21%値上げがされ、一回あたり1330ドル(14.5万円)となったのに気づくでしょう。(心臓マッサージなどの)生命維持の処置を含む複雑な搬送の費用は1920ドル(20.9万円)とさらに高額です。
(以下MNJを参照)

------------------------------------------------------------------
 お隣、カナダについても、ブリティッシュコロンビア州の料金表もこちらにかかげておきます。MSPはMSP(Medical Services Plan)」という健康保険に加入した人(こちらに教えてもらいました)で、2007年10月10日以降は搬送1回あたり80カナダドルです(それ以前は54ドル)。1カナダドル=110円ですから、9000円近い金額です。

 三段目にあるのは保険に入ってない旅行者や労災ですが、すごいです。救急は530ドル、ヘリコプターは1時間あたり2746ドル(一時間30万円ですよ!)。まさに、必要経費はちゃんと取る。加入は必須ですし、気軽に利用はできませんね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。