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[可視化]マスコミの報道で目に見えるようになったこと [マスコミ]

 この一年二年をふりかえって、、この激動の「崩壊」ぶりを示すキーワードをちょっと集めています。うん、自分の探索1時間で、とりあえずこんだけ。あんまり2ch系は入れないで、新聞の見出しとか拾ってみました。

 もちろん、キーワードとして不足しているかもしれませんが、これだけ報道が繰り返されている。逆に「新聞も怠けて」はいません。政府や与党がこれからどう動くか?予算の中で、高齢者、弱者をこれ以上、「放って置けません」という風になって欲しいのですが、「障害者自立支援法」とか「リハビリ日数制限」をみていると・・・先に経済原理や効率重視が見え隠れしています。もちろん、資本主義国家な日本で社会的弱者というだけで、彼ら全てが保護の対象になるわけではありません。
 医療をめぐる情報格差は、患者さんと医療従事者では天と地ほど異なります。情報弱者である患者さんに正しい情報を提供する役目は医療側にもありますが、日本の大半の国民(健康な人は医者には要なくかかりませんから)が最初に目にする新聞やテレビの仕事は責任重大です。その責務を果たしているかはちょっと疑問に思う時が、この1~2年、時々ありました。

 たとえば福島県、帝王切開を地元のたった一人しかいない産科医によって手術を受け、一生懸命に救命に努めた医師を逮捕シーンを何度も繰り返し報道するテレビ局、引き受けられないほど妊婦の飛び入り受診や残業を「押し付けられている現状を知りながら」、報道では「また医師が裏切った」という風に報道されるのは、ちょっと心外です。

 いずれにせよ、マスコミの功罪を考えましたが、やはり健全な社会というのは、これらの報道の中から真実に近づくような報道であって欲しいものです。逆に、「高い医療費は医師の給料が高いせい」とか「医師が怠けている」と書き連ねているのでは、真実から遠ざかってしまいます。

 今後、マスコミの仕事は、行政側の解決方策を見極め、それについて地についた報道を行って欲しいものです。

 まぁ、今日はネタがほかにもありましたが、「マスコミの存在意義」は「社会の木鐸」という言葉ならば、十分に役目をまだ果たしきれていないように思います。政府や自民党は「道路や新幹線の建設」に血道をあげています、その十分の一でも、医療の改善につながるように思います。

 また、読者の人も「単一に原因」を求めすぎないことも必要かと思います。この世の中は「高度・専門化」と「複雑化」「グローバル化」が同時進行です。これを「○×のせい!」というのは簡単です(えぇ、医療崩壊はマスコミのせいとかは無茶ですw)、しかしそうではなく、複数の因子が絡み合い、その中で顕在化するのは、事件が起きてからです。それを早く対処する能力、余裕が以前に比べると今の政府には「弾力性」がないように思います。舛添厚労大臣も、やはり年金&社保庁問題で、力を発揮できていません。物事を「ズバリ解決」などというのは難しいです。

 戦後、日本は低軍事、低コストな福祉でやってきましたが、今求められているのは、「道路か福祉(国民の健康)か?」という切実な問題につながってきています。残念ながら日本の新聞記事にそんな話題は載ることはありません。でも、お財布は同じです。国民や企業から税金を集め、国民に役立つ政策を立案する政府を厳しくチェックし、この問題をもっと「可視化」して欲しいですね。

 まぁ、そんな週末でした。ぽち

  なかのひと 



 

「帝王切開で出血死、福島県立病院の医師逮捕」 2006年2月18日  読売新聞
「業務上過失致死罪および異状死の届出義務違反」
「福島県警本部の不当な「表彰」の撤回を要求する」
「もはや医療崩壊は止まらないかもしれない」
「奈良県大淀町立病院」
「たらい回し報道」
「奈良は燃えているか?」
「医療崩壊が産科から始まってしまった」
「お産難民」
「不可抗力的事故」と声明 福島の医療事故で日本医学会」
「周産期医療の崩壊をくい止める会」
「医療クライシス:がけっぷちの産科救急」
「産科壊滅 種子島 唯一の産科閉鎖へ」
 「医療事故調査機関」
「聖地巡礼 舞鶴、福島、夕張、せたな町、江別市」
「妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち 」 2007/08/31 産経新聞
「「白い巨塔」から「白い廃墟」へ─大学病院の危機的状況─」
「周産期センター:受け入れ要請3分の1を断る 05年度」
「妊婦救急搬送 『拒否5回以上』192件 04-06年 『1回以上』は2940件 」
「少ない産科医 地域で争奪 栃木」
「診療報酬 納税者もモノ申す」 2007/11/30 産経新聞
「飛び込み出産 病院悲鳴、「お金かかる」未受診の妊婦増加」
「混合診療」禁止は違法  東京地裁 2007/11/08
妊婦たらい回し防げ 救急搬送の調整役配置、厚労省が全国に
「陣痛促進剤による被害を考える会」
「医療情報の公開・開示を求める市民の会」
「堀病院事件 内診問題」
「分娩時の内診行為」看護師は明確に拒否を:看護協会」
「看護師の内診を禁止」
「医師不足」「モンスターペイシェント」
「ミスはありえない」が医師たちを追いつめる
医師不足解消は「国の責任で」-日医連
「自治体病院の半数が医師不足 道調査」
「医療地域格差拡大」87%…読売世論調査 2007/07/02
「これまでの効率化重視の医療費抑制が、今日の医療崩壊の危機を招いたことは明らか」日本医師会
「がん難民」
「全盲患者、公園に放置…大阪の病院 治療費巡りトラブル」
「医師不足、地方は痛切」
「医師の偏在」
「助産師不足」
「診療報酬詐取容疑で前病院長逮捕、職員ら架空入院か」
「「不正受給」医師 資格停止中に診療」
「16病院が受け入れ拒否 姫路の急患男性が死亡」
「姫路は燃えているか」
「医療費抑制 正念場…厚労省が改革試案 高齢者も応分負担 長期入院、食費など保険除外」
「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」
「看護師争奪戦」
「36時間勤務」
「新人看護師に臨床研修…厚労省検討、技術低下歯止め狙う」
「がん死亡率2割減へ」
「リハビリ日数制限」
「財政健全化」
「外国人医師の診療解禁…厚労相」
「離職率」
「消化器外科医の不足深刻」
「燃え尽き症候群」
「夜間・休日 パンク寸前~小児治療の現場から~」
「病院別がん生存率公表」
「55%が外科医不足 国立病院、厳しい勤務で」
「高い医師の自殺率:強いストレスと身近な薬物が元凶、対策は急務」
「今年急増、医師の過労死6人…背景に医師不足・負担ピーク」
「75歳以上の後期医療制度、保険料は平均7万2千円」

↓こちらを参照させていただきました
http://www.yk.rim.or.jp/~smatu/iken/sankafutotaiho/index.htm


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