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精神科病院の看護師さんの暴行?:真相はまだ謎ですが・・・ [看護]

「言うこときかない」看護師が患者けり死なす

産経新聞 2007.12.8 00:39


 群馬県警太田署は7日、勤務先の病院で入院患者に暴行し死なせたとして、傷害致死の疑いで同県太田市新道町、看護師、大渕充容疑者(28)を逮捕した。

 調べでは、大渕容疑者は11月16日午前4時ごろ、太田市の医療法人愛全会武蔵野病院で当直勤務中、入院中の無職男性(67)=同県桐生市=の頭をけるなどして死亡させた疑い。

 男性は意識不明となり太田市内の別の病院に搬送されたが、今月3日、外因性脳内出血で死亡した。大渕容疑者は「言うことを聞かなかったから」と供述しているという。武蔵野病院は精神科と内科が診療科目。

看護師が暴行、患者死なす 容疑で逮捕 群馬・太田

朝日新聞 2007年12月08日

 入院中の男性患者に暴行を加えて死亡させたとして、群馬県警太田署は7日、同県太田市新道町の看護師、大渕充容疑者(28)を傷害致死の疑いで逮捕した。「言うことを聞かなかったから」と話し、容疑を大筋認めているという。 

 同署の調べでは、大渕容疑者は11月16日午前4時ごろ、勤務する太田市内の精神科病院「武蔵野病院」で当直中、入院していた同県桐生市の無職の男性(67)の頭部をけるなどした疑い。男性は意識不明の重体になり別の病院に運ばれたが、12月3日に死亡した。死因は脳内出血だった。不審を抱いた転院先の病院が11月29日に警察に通報し、暴行の事実が分かったという。 

 武蔵野病院の船渡川誠一郎院長によると、暴行については本人が否定していて、警察の調べがあるまで知らなかったという。「長年こういうことがないように気をつけてきたのに残念だ。大変申し訳なく、遺族に謝罪したい」と話した。 

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 ショッキングなニュースです。患者さんのお世話をするが医師や看護師さんの務めです。間違えても、殴ったりは・・・って思いたいですが。行き過ぎがあったでしょうか。もっとも、日本の精神科の病院の看護体制は一般病院と比べると非常に手薄です。
 通常の7:1とか10:1看護はまず取れない状態です。その証拠が下記のような文章があります(精神科医療情報サイトe-らぽーるより)。また、図表もみていただけると分かると思いますが、看護師さんの数も医師の数も一般病院に比べると、医師は3割弱、看護師さんも6割くらいしかいません、日本の一般病院でも足りない看護師さんですが、精神科の場合、やはり「他の病気と違い」、患者さんのケアや看護は大変なことが少なくありません。

 こういう状況下であると、やはり「一般病院の看護師さんの働く現場」とはまた過酷な様相を呈している可能性があります。

 もちろん、結果として、患者さんがなくなってしまうような行為を看護職員が患者さんにしてしまったことは、「残念」ですが、根底には、日本の精神科病院が、現場のスタッフに負荷をかけていないだろうか?と思いました。亡くなられた患者さんのご冥福をお祈りするとともに、再発防止には「現場の病理」にもきちんとメス(取材)が入ることを願っています。ぽち

  なかのひと 



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精神科病院とは

 精神病院の医師数、看護職員数(正看、准看)の特例とは、一般病院では医師数を計算する場合、入院患者数を徐さないで計算しますが、精神病院の場合は入院患者数を3で除して計算します(次頁の計算式を参照)。例えば、100床の病院でかつ、外来患者が1人もいない場合では、一般病院の場合は6人必要となりますが、精神病院の場合は2人でよいことになります。また、看護職員数は、一般病院の場合は看護職員1人が最低4人の患者を看る必要がありますが、精神病院の場合は、6人まで看ることができます。なお、平成13年3月の医療法の一部改正により、一般病院のうち療養病床は看護職員1人が6人の患者を、一般病床では3人の患者を看ることになります。また、単科精神病院では看護職員1人が4人の患者を看ることになります。(ただし、当分の間、看護職員1人が5人の患者を看ることができます。) 




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