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[行政殺人]産科医療は二度滅びる? [医療]

 なんてセンセーショナルな記事を載せると「なんて大袈裟な・・・」と言うかもしれませんが・・・結局、地域住民の信頼を裏切ったのは医師でもなく、病院でもなく、ずばり「厚生労働行政」です。行政の怠慢が、そのまま今回の流産の騒ぎ・・・母体が傷つかなくって良かったね?違うでしょ。

 何せ、産科救急の現場で働く医師の「劣悪極まりない過労死寸前の過重労働」(←産婦人科残酷物語IIのBamuda先生いつもお疲れ様です)を放置し、そのまま「いつまでも働きなさい」では、未来への希望など持てません。

 ちゃんと看護師のように3交代制にするなり、夜間救急のあとは必ず帰れるようにするべき。でなきゃ、医者はモチベーションが下がって、最終的に辞める・・・。

 医学生や若い研修医が現場を目撃して「選ぶ」ならもっと人間らしい生活を選んでも仕方ないでしょう。しかも最近の医療訴訟では「億単位」の賠償を病院や医師に求める風潮・・・結局、自業自得というとナンですが・・・

去年2006.10.14

トキと同じ絶滅危惧種を絶滅させる国

From 2ch.  
  

こんな状況なのに「まだ医者が悪いんですか?」「病院が悪いのですか?」。入院中のお産を放り出してもいいのなら、そうしましょうか?

 きちんと分娩予約をして入院してお産をするのと、救急車で遠方まで運ばれるのと…どっちがいいですか?

 産科医療が大変なことを知っているんでしょうね>マスコミ諸氏は。だけど、昨日の「とくダネ!」で「ここはアフリカじゃない、日本なのにヒドイ」と自分が知っているふりをして、自称ジャーナリスト氏は「何でも救急を引き受けぬ医療サイドが悪い」と一方的でした。奈良県の自治体として、産科の救急医療をどうするという枠組みがなってないためで、そのツケを医療従事者や病院サイドにおっかぶせるマスコミのメディアスクラム・・・サイテーです。ぽち 

 

↓天漢日乗さまより

「マスコミたらい回し」とは?(その90)奈良高槻妊婦搬送問題 フジ「とくダネ!」 「たらい回し」と放映中→奈良県産科の砦・奈良県立医大産科を潰す気か?

>医療ジャーナリスト伊藤隼也

> 奈良県立医大病院を叩いているところだ。(8:37)
>伊藤隼也が三時間って、日本はアフリカの奥地じゃないんですよ!こんなので僕らの命を守れるんですかと吠えてたけど奈良の医療スタッフが何人いるか分かってて言ってるのか大変疑問。

 ちなみに「東京は病院いっぱいあるから、安心♪」だなんて思っていると・・・トンデモ勘違いですから。ちょっと山手線の外側では怪しいもんです。 

 記事は「ある産婦人科医のひとりごと」にありました・・・きっと政府や厚生労働省は「知ってて放置プレイ(不作為)」なんだと思います。産科医があと10年もしないうちに平均年齢が60歳を超えるまで、少々お待ちくださいというところかな? 

 そのうち都内の病院から、千葉県や山梨県まで妊婦さんが運ばれる真夜中に・・・という悲劇が起きるのではないのかと今から懸念しておきます。

 ところで、今回のメディアの報道を見ていると、まだ新聞はまともに訂正しつつ流していましたが、テレビは・・・視聴率のためか病院の絵を出してそのままでしたね。自称医療ジャーナリストは現場に足を運んでたのでしょうかね?

 本当に気の毒なことですが、奈良県の住民が安心できるような産科医療の体制を用意できない限り、そして産科医療を国が立て直すために手を打たない限り、悲劇は続くでしょう。

 

医療クライシス:忍び寄る崩壊の足音/1 

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